平成30年度 川口新製品等開発振興奨励制度 受賞者決まる!

平成30年10月26日(金) SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホールにおいて平成30年度川口新製品等開発振興奨励制度奨励金交付式が行われ、当公社の理事長である奥ノ木市長から奨励対象提案者に奨励金と同交付書が手渡されました。交付式は、当日から開催された「川口市産品フェア2018」の中で行われ、多数の入場者の注目を集めました。

本制度は1985年(昭和60年)から実施しており、今回で35回目を迎え、この間、数々の優秀な提案を奨励して参りました。本年度もアイデアあふれる優秀な提案の中から、先行技術調査及び2回にわたる厳正な外部審査員による審査を経た結果、以下の2件の提案が奨励対象提案に選出されました。

 

「植物観賞スタンドの開発」

SETo研究所 石川誠司  奨励金3万円


この植物観賞スタンドは植物の光合成に必要な光と風と水の3要素で植物の成長をサポートし、室内で園芸を楽しめる環境を提供します。
屋外の明るい日陰程度の明るさの白色光をLED照明でつくり、そのLED照明の熱で風車を回してやさしい風を植物に送ります。この風車は、スターリングエンジンの原理で動く、省エネルギーシステムです。
室内で植物を鑑賞・育成するのに適したスタンドです。

 

世界初水平回転による大容量のエネルギーを取り出す水力発電

㈲ヤマシタシステム造作  奨励金3万円


河川などに設置し、水流で回転して発電する水力発電用の水車です。
一般的な水車は、縦回転型ですが、この水車は水平に回転して発電するように設計されています。縦型回転の発電機が落下する水の力を利用するため設置に多額の費用がかかるのに比べ、水平型は河川に設置するだけで場所を取らずコストも低く抑えることが可能です。
 写真は、2枚羽根の試作品ですが、完成品は3枚羽根になる予定です。完成時には、大容量の発電が期待できます。